お待たせいたしました、前回に続いて後編を書いていきたいと思います。

師匠が感じた疑問点とはいかなるものなのか!?
引き続き師匠が話した内容とはこういうものでした。

Aさんから降りてきた二体の霊というのは本物でしょうけど(なにせ名前は合っているし実在した人物である)、
その二体の霊からのメッセージについては、本当のことなのか嘘なのか、はたまた冗談なのかは
わからないでしょうと言ったのです。
(私はこの発言に目からウロコ!!)
これをわかりやすく例えれば、生前詐欺師であった人は当然あの世へ行ってもやはり詐欺師であるというわけです。
仮に死んだ後の人間の発言であろうが、それは生前のひととなり、性格が反映されるはずであるということです。
人間って不思議なもので死者の言葉だとか言われるとなぜだか素直に聞きいれてしまう。その言葉を疑わない。
神秘的などというけれど、それは勝手に生きている人間が死後の世界を神秘的に仕立て上げてしまっているだけで、
要するに、この世もあの世もそれが人間(だった)である以上、人間くさいリアルな世界であるという、
これは師匠なりの考え方であり視点なのです。
もしそのことを見破れる霊媒師さんがいたとしたら、それは占術家としても一流の力量があると思います。

つまり答えは、二体の霊は本物であり、メッセージは嘘・か・も・し・れ・な・い
ということでした。 <完>