日干が甲の人にとって今年の乙未は敗財墓、直訳したら財が敗れて墓に入るという
気が滅入りそうなもので実際にも厳しい運気であります。

墓はどこに出ても土の五行になりますから、やはりお墓の意味で霊界とのつながり
とも読めるし、土は金を生む五行であるから金庫、そしてそこから蓄財の意味が
出てきます。
地中に掘り下げる意味から研究熱心であるし、マニアックです。
ところが悪い天干星と組むと悪い意味で掘り下げる意味となってしまい、敗財と
組めば本当に精神的に参ってしまう年となります。

今年はある程度予想はしておりましたが日干甲の人の相談は多かったですね。
真顔でこうも聞かれました。
「これほど酷いとどうすればいいのかわからない、何か開運方法を教えてください
」と。 私はすかさず、
「気持ちはわかりますが今年は開運ではなく閉運です、冗談ではなくて。ですから
今年はすべて運気のせいにしてください」と答えました。

あなたが悪いのではなく運気が悪いのだと、こう収めるのも一つです。
運気がよい時に人のせいにしたり運気のせいにすると反感を買いますが、今は
背に腹は代えられぬ、すべて運気が悪い、私は悪くない。
自分自身にこう言い聞かせる、これでいいのです。