私が生まれ変わりと言うと皆さんは自分は誰の生まれ変わりなんだろうと想像する
かもしれませんが、今回はその意味ではありません。
生きながらにして生まれ変わらなければいけない時もあるという意味です。
言い換えると挫折した後に再生すると言ったほうがいいかもしれません。

わかりやすい例えで言うと、恋愛で相当キツい思いをしたことがある人はもうこりごり
だよ、もう恋愛に期待は持てないと斜に構えてしまいますね。
逆に何だかんだあっても相手と結ばれて家族なんか持ったりすると、恋愛や結婚に
肯定的なことを言ったりします。
当たり前と言えば当たり前ですけど、挫折だけなら誰しもあると思うんです。
そこに理不尽さが加わると物事は死んでしまいますよ。
そうなると立て直さないといけない。 生まれ変わるしかない。

心理学の話で、思春期に反抗期がない、異性に興味がない人というのは死に向かう、
つまり生殖の方向に行くのではなく同性愛傾向を示したり、殺人願望(自分あるいは
他者に対して)が出たりするという解釈を聞いたことがあります。
そこには彼ら彼女らがその時期に挫折+理不尽な憂き目にあったと思われるのです。

なんにせよ死んでしまったら生まれ変わるしかない。
再生することに価値があると思います。
これを高木乗先生流に言うと「剋用の妙」ということになるでしょう。
剋されて発展するという意味です。 剋とは五行上のつぶし合いです。
本来は相生の方がいいんですよ、剋は挫折・葛藤を表しますから。
だから目標は変わらないまま、真っ直ぐ苦労するに越したことはないです。

でもね、いい年して何事もポジティブシンキングでいつまでも若いお姉ちゃんを
追っかけている人を見て、その人は多分生まれ変わってないんだろうね~と
つぶやいた友人がいました(笑)
何が深い、面白い、充実しているととるか最終的にはその人の感性だと思います❢❢