私が占いをやってきて身をもっていちばん感じることは、人生何が幸いするかわからない
ということ。  この「何が幸いするかわからない」というのが、自分にとってもとても救いの
言葉になっています。

昔の恋人に「人生制約されてみたいと思わない?」って尋ねられたことがあって、
正直その時何のことを聞かれたのかよくわからなかった。
時折変わった言い回しをする子だったのだけど、今にして思えばわかることがけっこう
あります。
例えば自分はこの仕事にはぜんぜん向いてないと痛感することとか、私は家庭人として
失格だとか、いろいろ人によってあると思いますがそういうダメな部分をすべて飲込んで
はじめて自分にとって本当にやれることが見つかる時ってありますよね。
いわば制約されることによって道が見えるみたいな、
そういうことをその彼女は質問したんだと思います。
当時お互いまだ若かったけどその頃は可能性が無限に広がっている分、何をしていい
のかわからない、そういう部分に彼女は気づいていたんです。
私も決して幸せとは思っていなかったのだけど、ただずいぶんと呑気に悩んでいるだけ
でした。
だから当然彼女にはフラれましたけど(苦笑) 本当に自分が幼稚でしたね。

運命鑑定の結果というのは、さまざまな制約をその人に設けるといっても過言ではない
くらいで、だからこそ可能性のあることに集中できるという効果は絶対あるんです。
今、ピンときましたけどSMもこの要領だという感じがしてきました。
またそこへ脱線してしまいますが(笑)

でも制約と希望が表裏一体の関係にあると今になって強く思うところです。
一時期その彼女の発言が、これはもしやまわりくどいプロポーズ?と思ったことも
ありましたが、それは大きな勘違いでしたね(笑)
やはり私はフラれたんです(悲)
フラれたから今があります。  よかったです(OK)