前回のコラムで、ノワールという言葉を出してしまったことが災いしたのか(笑)、
某芸能人と自称占い師なのか霊感師なのかわけのわからない人物のことで、世間を騒がせていますよね。

確かに私も過去に二人ほど、こちらから鑑定をお断わりさせていただいた経験があります。
昼夜問わずのメール攻撃に、それこそ今日私は何を食べたらよいでしょうか的な問い合わせなどが
来る始末・・・これはある人達から見ればいいお客さんなのかもしれない。
それに、もし私が技術を悪用したならば、相手をすべてにおいて絶対服従させていたかもしれない。
それで巨万の富を私が得たとしても不思議ではない。

占い師にとってのいい仕事というのは、相手(クライアント)と同じ意識下で鑑定を
成立させることだと思うのです。
お互いがそこそこの健全な精神の中で行わなければなりません。
もしも相手(クライアント)が精神に支障をきたしている人であれば、その仕事はカウンセリングになってしまう。
そしてそれは占い師がやる仕事ではなくなってくる。
占い師というのは、とにかく言葉を選ばなければなりません。
それを聞いた相手はその言葉を咀嚼する力が必要です。
ある意味でその駆け引きの場だと言っても過言ではないわけです。

少なくとも前出のお騒がせ二人に、そんな高度な駆け引きがあったとはとても思えません。
これはフォーチュンノワールならぬノワールフォーチュンです(苦笑)
同じような気もしますが、悪徳の中に占いがあるのではなく、占いの中に悪意もあるというほうが
正解でしょうね。

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