久々の更新になります。
この一週間ほどでグンと暑くなって大変ですが、熱中症や体調不良には気をつけなければいけませんね。

先日、厚生労働省が「五大疾病」を発表しました。
五大疾病とは、ガン・糖尿病・急性心筋梗塞・脳卒中の四大疾病に新たに精神疾患を加えたものです。
精神疾患は高齢者に伴う認知症も数に加えているとはいえ、2008年度の患者数は323万人に上るという。
この数字は全体のガン患者の二倍に相当し、この10年の間で120万人増なのです。
そしてこの五大疾病の中でダントツの一位であります。

また年間三万人による自殺者の約9割が何らかの精神疾患にかかっていた可能性があるとの
研究結果があるらしいですが・・・これはもう当然でしょうね。
通常の精神状態ではなかなか自殺なんてできません。
我々も自殺者が出た場合調べたりもしますが、多くは責任感の強すぎるタイプか、極度の悲観主義者でしょうかね。
精神疾患で言えば、前者のタイプがうつ病を、後者のタイプが統合失調症を患いやすいと思います。
ただ統合失調症の場合は医学的にもなりやすい遺伝子を持っている人はいるみたいですね。
でも人によって発症する人としない人に分かれる。
占い的に言えば、宿命的には潜在しているが行運で出る出ないに分かれるということでしょう。
この分野は私の妻が専門なのですが、臨床の立場で言えばどこでもって治癒したと判断するかというのは
難しいみたいですね。
薬を飲んで日常生活がある程度普通にできるようになればもう十分らしいです。

それにしても精神が破壊されるというのは、後味の悪いものではありますね。
肉体の衰えは、これはしょうがないです。
加齢による肉体の衰え、病、は大なり小なり誰でも弱い部分に出てくる。
でも精神の力というのは、衰えるということでもなく、年齢で判別されることでもない。
非常にパーソナルな問題であり、だから世間では軽視されがちで、管理も難しい。
これは私が占い師だから言うわけではありませんが、精神の力は必ずその人の方向性があるわけです。
他人と比較できることではないし、その人の道があるんです。
道を間違わなければそうそう破壊されることはないと思っていますし、強いて言えば
その部分を皆様のためにお手伝いできれば良いなと思ってるんです。
肉体と同様、精神も他人と比べてはいけない、自分と向き合うことが大切なんでしょうね。