よく当たる占いってなに? いい占師ってどういう人を言うのか?
これは皆さんはもちろん我々プロの間柄でもよく話題にしますね。
これ意外に難しい問題なんですよ。
同業者同士でも意見が分かれるところですね。

例えば、ある程度当たるのは前提だとしても、当たっていても納得できない
とか外れていても、いや案外的外れではないなと思うことはあるのです。
当たっていても裏付けまで提示することができるかというのも、一つの目安に
なると思いますが、もう少し具体的な指標はないものかと考えたのです。

ついちょっと前までWBCが盛り上がってましたけど、いい占師を見分ける
ポイントがこの野球における打者評価の基準に似ていると思うんですよね。
つまりいいバッターの筆頭はやはり打率が高いこと。
二番目に長打力じゃないでしょうか。 俗にホームランバッターが三振も多いと
聞きますが、この辺りもすごく当てはまる。

気をつけたいのは、我々の話で言えばホームラン級で言い当てる、その直後に
空振り三振という(笑)、そういうこともたまに目にします。
凄い当たる人がいると言われて行ってみたら、たいしたことがなかったなんて
ことも多々あります。
これはその占師が問題というより凄いと言った人があまりにもホームランという
過大評価をしたために、あとで落差を感じたということもあると思います。

いずれにせよ我々の業界では三振はありえないので、やはり高打率、来た球を
常にヒット性にして打ち返すことができるのかが、良い占術、または良い占術家
なのかの一つの指標であろうかと思います。
個人的にはあまりホームラン、あるいはホールインワンにこだわらないほうが
よいと思いますね。
当たればよいというものでもないのが占術の深さですから。