この美しい句を詠んだのは高浜虚子。
凍蝶という言葉が日本の俳句では割とよく使われていることを最近になって
はじめて知りました。
凍蝶というのは冬にじっとしていて動かないまさに凍てついた蝶のことです。

先日「凍蝶図鑑」という性癖マイノリティの方々を追ったドキュメンタリー映画を
観ました。
いわゆる世間ではやや生きにくい人達を凍蝶に例えたわけです。
マイノリティという意味ではなにも性癖だけにとどまらない。
我々占い師も時に偏見の目にさらされる。 斜に構えられ軽く見られる。
こちらがよほど扱いを心得ていないと確実になめられます。
普通の女性でも「なんで結婚をみんなしたいというのかわからない」という人も
結構いますよ。 シングルマザーとかが生きにくい世の中。
前にも書きましたけど結婚するかしないかの二つの制度しかない日本は遅れていると。

やはり主流がどんと居座っていると可視化されにくいマイノリティの方々が
増えていく気がします。
ともかく中心から外れた所から立って見れば、普通って何だろうと考えさせられます。
でもその視点を持てるのは大きいと思います。
中心から外れた人達が改革できるのです。
中心から外れた人を見て肯定してあげることが改革の第一歩です。
ですから私も五行のバランスがいいからいいですよなんて喜んでいられない。
マイノリティを自認するならばね(笑)